【MOA美術館】守口児童作品展

守口児童作品展について

開催にあたって

現代の日本は、グローバル化、少子高齢化などによって多様な社会へと激しく変化しており、学校教育においても、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」をバランスよく育成することを通じて、これからの社会において「生きる力」をより一層育むことが重要になっています。

MOA美術館児童作品展は、「学習指導要領」にもとづき、子どもたちが自然・環境、社会、他者との関わりを通して、興味や関心をもったことを、感性を働かせながら絵画や書写によって表現することで情操を養い、豊かな心を育てることを目的に開催しています。

子どもたちの創作活動を奨励することは、夢や目標に向かって自ら考え、行動する力を高めると同時にそれぞれの国の伝統と文化への関心を高め国際文化交流に資するものと考えています。

本児童作品展は、2万人を超える全国の美育ボランティアによって支えられ、さまざまな個人、団体と協力しながら、医療福祉機関での巡回展示や、年間を通じた美育活動など、学校・家庭・地域が連携し、社会全体で子どもを育ていくことを重視するもので、このことによって、地域社会の絆を深め、心身ともに健康な活力のあるコミュニティづくりを願っています。

本展の開催にあたり、ご協力賜りました関係各位に深く感謝を申し上げるとともに、今後も未来に羽ばたく子どもたちに夢と希望を与えられる児童作品展としてご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。MOA美術館

MOA美術館は「美育」を進めています

美は、人の心を癒し、情操を豊かにし、心身の健康へと導いてくれる。私たちは、そんな美のもつ力を大切にしています。子どもから大人まで、気軽に美を楽しむ心豊かなライフスタイルを願っています。

活動

  • 美術品鑑賞
  • 能楽鑑賞と体験
  • 茶の湯体験
  • 絵画や書写などの児童作品展
  • いけばな等芸術による生涯教育(光輪花クラブ、講習会)
  • 学校やクラブでの情操教育
MOA美術館ホームページhttps://www.moaart.or.jp/

委員長 挨拶

「令和4年度MOA美術館守口児童作品展2022」の開催に当たり、大阪府、守口市をはじめ、各小学校、こども園、各種団体ほか地域の皆様方からご理解ご協力を賜りましたことに対し厚くお礼申し上げます。

本作品展は、「美育」をテーマに、生命を尊ぶ心を育み、心豊かな人間の形成を目指し、家庭、学校、地域に支えられながら、守口市単独開催を始めて今年で15年目になります。海外を含め、膨大な作品の応募がある全国規模の児童作品展となっております。

子ども達が身のまわりにある自然や文化、ご家族や地域とのふれあいの中で感じた驚き、発見、感動、を絵画や書写によって表現する。それが子ども達の成長する中で“心のふるさと”として残ればどれだけ素晴らしいことでしょう!市民の皆様におかれましても、子ども達の作品を鑑賞していただくことを通して、郷土への愛着と誇りを育み、市民力・地域力を高め、心豊かなまちづくりの一助になればと願っております。

入賞作品につきましては、守口市役所エントランス、守口市内病院などに順次展示する予定です。また、ホームページにも掲載いたします。是非、多くの方々に子どもたちの作品を鑑賞していただきたいと思っています。

これからも、地域に根差した児童作品展として発展していきますよう、皆様方のより一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。

MOA美術館
守口児童作品展実行委員会
委員長 駒田 真由美

守口市長 祝辞

「令和4年度MOA美術館守口児童作品展2022」の開催を心よりお祝い申し上げます。
皆様方には、平素から、子どもたちの社会教育ならびに情操教育の発展にご尽力いただき、厚くお礼申し上げます。

本作品展が、年々素晴らしい作品展へと成長を遂げておられますのも、実行委員会の皆様方をはじめ関係各位の並々ならぬ情熱と、ひとかたならぬご尽力の賜物であり、ここに深く敬意を表する次第でございます。

この作品展は、子どもたちが自然や環境、社会、他者との関わりを通して、興味や関心を持ったことを絵画や書写によって表現することで、豊かな心を育てる ことを目的とされており、子どもたちの感性や情操を養う上で誠に意義深い催しであります。

本市におきましても、心豊かで潤いのある市民生活の実現に向け、引き続き全力を傾注してまい りますので、皆様方におかれましては、今後とも、本市の次世代を担う子どもたちのため、創作活動を奨励していただきますよう、お願い申し上げます。

結びに、本作品展のご成功と皆様方の今後益々のご健勝とご活躍を心からお祈り申し上げましてお祝いの言葉といたします。

守口市長 西端 勝樹

教育長 祝辞

「令和4年度MOA美術館守口児童作品展2022」が盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。また受賞された皆様、誠におめでとうございます。

本作品展は、子どもたちが自然・環境・社会・他者との関りを通して、興味や関心を持ったことを、絵画や書写によって表現することを通して、情操を養い、豊かな心を育てることを目的に開催され、今年度も市内の2,966名の児童・幼児が思いや願いを込めた作品を出品しました。実行委員会の皆様の熱意とご労苦に対して、深く敬意を表します。

さて、教育委員会といたしましては「確かな学力」とともに、他人を思いやる心と感動する心などの「豊かな人間性」、たくましく生きるための「健康や体力」が「生きる力」であるとの理念のもと、知・徳・体のバランスのとれた人格の形成をめざし、学校・家庭・地域が一体となった教育を進めているところです。

一方、先端技術を産業や社会生活に取り入れたSociety5.0時代が到来し、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、社会の変化が加速度を増し、複雑で困難となってきています。急激に変化する時代の中で、子どもたちが、変化を前向きに受け止め、人生や生活、そして社会を、人間ならではの感性を働かせ、他者と協働して課題を解決し、より豊かなものにするための資質・能力を身につけ、一人ひとりが持続可能な社会の担い手として活躍することが期待されています。

学習指導要領の図画工作科において、感性や想像力を働かせる場面が重視されており、実際にものに触れたり見たりすることが、図画工作科の資質・能力の育成において求められているところです。書写においても、言葉による見方、考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成が求められているところです。

このような点からも、本作品展への出展を通して、子どもたちが感性を高め、夢と希望を抱かせる本作品展の発展に、ますます期待をいたしております。

結びになりましたが、本作品展のご盛会とMOA美術館守口児童作品展実行委員会の今後益々のご発展と、皆様方のご健勝、ご多幸を祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。

守口市教育委員会 教育長 太田 知啓

あとがき

人間の情操を高め、生活を豊かにし、人生を楽しく 意義あらしむるものは、実に芸術の使命であろう- 創立者 岡田茂吉の言葉 -

感染症対策を施した中たくさんのご応募、ありがとうございました。これからも‘美のもつ力’を信じて地域に根ざした作品展に取り組んでまいります。
皆様のご協力に感謝申し上げ、益々のご支援宜しくお願いいたします。

MOA美術館守口児童作品展
実行委員会一同